単語の登録と辞書の管理(日本語ボイス)
トークトラックで通常は読み上げできない難しい人名や地名を、単語登録することで正しく発音することができます。
(複数言語のボイスを使用中のときは、セリフリストで日本語トークボイスを選択中。)
セリフリストの場合は選択行を、セリフ入力中の場合は選択範囲を「表記」に反映して呼び出せます。
列タイトル(表記/読み/品詞)をクリックすると、一時的に並び替えられます。
※単語登録したユーザー辞書を別のPCに移したいときは、よくある質問をご覧ください。
単語の登録
「トーク」メニュー、セリフリストやセリフ入力中の右クリックから「単語の登録」を選びます。(複数言語のボイスを使用中のときは、セリフリストで日本語トークボイスを選択中。)
セリフリストの場合は選択行を、セリフ入力中の場合は選択範囲を「表記」に反映して呼び出せます。
表記
登録する単語の表記を全角文字で入力します(最大40文字)。
読み
登録する単語の読みを全角カナで、発音どおりに入力します(最大40文字)。
たとえば「東京」は「トオキョオ」と入力します。
アクセント母音の無声化たとえば、「イェス」と入力すると「yesu」と、最後の「ス」をはっきり発声しますが、「イェス’」と入力すると母音「u」が無声化して「yesU」と、より自然な発声になります。
無声化した母音は、音素グラフの音素単位の調整画面で大文字で表示されます。
効果は「’」を付与するモーラによって異なり、「あ段」「え段」「お段」にはあまり効果がありません。
※単語登録せず母音を無声化したいときは、ルビ入力(読み指定)を使います。
アクセントの位置をクリックして指定します。大きい文字が高い音です。
読みを入力してから[Enter]キーか[Tab]キーを押すと指定可能になります。
助詞に音が高いまま繋がるアクセントの詳細音が高→低に変化する位置を、何拍目かで表します。
(俳句などの五七五と同様に「ア」も「キャ」も1拍と数えます。)
1拍目が低く2拍目から高くなるのを基本形として、高さが続く位置を指定します。
たとえば「山梨(ヤマナシ)」は「低高低低」なので、2拍目にアクセントを指定します。
「一之瀬(イチノセ)」は「低高高低」なので3拍目にアクセントを指定します。
「安藤(アンドオ)」の「高低低低」のように1拍目が高いパターンもあります。
音が2拍目で高くなってから変化せず、続く助詞(「~は」「~が」など)にも高いまま繋がるとき指定します。
アクセントマークが最後の拍にあるとき指定できます。
たとえば「東京」などが該当し、「東京は(ト オ キョ オ ハ)」は「低高高高高」になります。
品詞
登録する単語の品詞を選びます。
優先度
記号などで、登録しても適用されない場合は優先度を上げます。
たとえば、「四月一日(ワタヌキ)」を登録し、「一日(ツイタチ)」をそれより優先して登録すると、「四月一日」は「シガツツイタチ」と読み上げます。
一方、「一日(ツイタチ)」を登録し、「四月一日(ワタヌキ)」をそれより優先して登録すると、「四月一日」は「ワタヌキ」と読み上げます。
続けて登録する
オンにすると「登録」後もウィンドウが閉じないため、編集しながらすぐ単語登録できます。
ユーザー辞書の管理
「トーク」メニューの「辞書の管理」からは登録した単語の編集や削除ができます。列タイトル(表記/読み/品詞)をクリックすると、一時的に並び替えられます。
単語の編集と削除
単語をダブルクリックすると、その単語を編集できます。
右クリックのメニューから、選択単語の編集または削除を行うことができます。
[Delete]キーで選択単語の削除、[Enter]キーで選択単語の編集を行うことも可能です。
[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら左クリックで複数選択、[Ctrl+A]で全選択でき、まとめて削除可能です。
単語の検索
表記または読みと部分一致する単語を絞り込んで表示できます。
複数語句をスペース区切りで入力するとOR検索になります。ワイルドカード(「*」と「?」)も使用可能です。たとえば、「四月一日」を「四*日」や「?月?日」で探すことなどができます。
※単語登録したユーザー辞書を別のPCに移したいときは、よくある質問をご覧ください。